キャンプ好きにとってみたら、今や説明の必要すらないほどの大ヒット&定番商品となったSnow Peakの焚火台シリーズ。
当時はまだキャンプスタイルもおおらかで、高さのあるファミリー向けの炭火スタンドか、焚火をするのなら直火がメインでした。
しかし、その中においてこの製品のコンセプトは非常に斬新であり、また作りも非常に堅牢で「これは長く使える!」と直感しました。
当時はSサイズとLサイズが先行して(なんと1996年!)発売されていて、その間となるMサイズが後追いで登場したのです。
Mサイズが登場してからすぐに購入したので、2020年の現在、約20年以上使用していることになります。
この堅牢さの理由としては、約1.5mmにもなるステレス板を基本として、3角形を組み合わせた構造を持ち、フレームとの丁寧な溶接とところどころに歪みを逃がすための”遊び”を設けているからでしょう。
組み立ても折りたたまれた状態から展開まで1秒ででき、すぐに焚火をスタートできます。
自慢にはなりませんが、野外活動においてこの製品はかなりラフに扱ってきました。
熾火の超高温から水を一気にかけて消化したり、運搬中に谷に落としたり・・・
しかしこの製品はご覧のように今でも現役で使用できています。
専用設計の網も超堅牢設計。極太の網によって、錆びてもOK 、ダッチオーブンを乗せても余裕。
そして3段階の高さ調整ができるので自在に温度を調節できます。
(自分のは初期ロットの旧仕様で現行品は形などが異なります。)
ちなみに、網の焦げや脂分などは基本的に掃除していません。
料理が終わった後にそのまま火にくべておけば、自然と燃え尽きてしまうからです。
そのまま仕舞って、次回多少錆びていたとしても、使用前にまた火にくべれば問題なしです。
堅牢さの裏返しになるのですが、唯一のネックはその重さです。各製品Sサイズ=1.8kg、Mサイズ=3.5kg、Lサイズ=5.3kgの本体重量に加え、網やスタンドなどの付属品もそこそこ重いです。
ソロキャンプに持ち込むにはかなり億劫になる重さは、ファミリーかつオートキャンプ向きと言えるかもしれません。
現在においては、様々な焚火台製品が群雄割拠しておりますが、この製品は間違いなくマスターピースと言えるモデルです。
本当に長く使える製品を探されている方は、この製品を強くお勧めします。
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