挽き心地に超感動した手引きミル「TIMEMORE C2」のレビュー

生活のギアレビュー

こんにちは、chan-ryoです。

お家時間、いかが過ごされておりますか?

コーヒー好きの私としては、朝のコーヒーが至福のひとときで、なるべくドリップして入れて楽しんでいます。

豆からコーヒーを淹れる際に欠かせないのがコーヒーミル。
我が家では、ずっと手挽きミルを愛用しています。

カリタのナイスカットシリーズに代表される電動式のものは素晴らしいですが、場所を取るということと、なによりその行為を楽しむことにおいては手挽きミルが最高です。

ゴリゴリ、と手に伝わる感触。豆や焙煎具合によってその感触は多様に変化します。

そんな一つひとつの感覚が楽しいのです。

これまでは某セラミック臼のコーヒーミルを愛用していました。
コーヒーを挽く際の臼がセラミックでできていて、軽く、丸洗いできて衛生的などのメリットがあります。一方で、豆を挽く時間がややかかったり、構造にもよりますが粒子が安定しないなどのデメリットも感じていました。

そこで、前置きが長くなりましたが、今回新たにステンレス臼タイプのコーヒーミル「TIMEMORE C2」を購入したので、レビューしたいと思います。

世界最高の手挽きミルとしては「コマンダンテ」が有名ですが、カリタの電動コーヒーミルが買えてしまうほどのハイエンドブランドです。

セラミック臼とステンレス臼でどう違うのか・・・それを味わうためにそこまでの出費はできないが、なんとか所有してみたいと探したところ見つけたのがTIMEMOREです。

中国のメーカーですが、先達を参考にしているようで最上位モデルは2万円台となかなかハイエンド。

しかし!ステンレス臼、ボールベアリング採用でぶれない軸など上位モデルと同様のマテリアルを採用しながらも、一部パーツを樹脂化してコストを下げることで1万円を切る価格を実現したのが今回購入した「C2」なのです。











それでは、特徴を細かく見ていきたいと思います。



ステンレス臼







最大の特徴であるのが、1万円以下の価格で5軸CNC加工のステンレス臼を採用しているということです。

コーヒー豆を”すり潰す”のではなく、”切り刻む”ことができるよう非常に鋭利な刃が付けられています。

うっかりすると手を切ってしまうくらいパキパキにエッジが立っています。

これによって、これまで”ゴリゴリゴリ”という音だったのが、”ザーーー”っという音に変わりました。

こればっかりは実際に体験していただくのが一番早いのですが、私自身としては声を出して感動してしまいました(笑)

セラミックとステンレスはこんなに違いがあるのかということを知ってしまうと、もう戻れないほどの魅力的な挽き心地です。



ボールベアリング採用のシャフト







シャフト内部にはご覧のように3つのフレームが上段、中段と2箇所にあります。

上位モデルはここが金属製ですが、C2ではここを樹脂にすることでコストを下げているようです。

しかしながら、フレームの中心には上位モデルと同様ボールベアリングが仕込まれていて、ハンドルを回すとずーっと回るほどなめらかな回転を実現しています。(本当にエントリーグレードなのか?)

回転の滑らかさもさることながら、しっかりした保持によって豆を挽くときに粗さが均一になることが最大のメリットです。



ローレット加工されたアルミボディ







箱を開けた瞬間に感じる高級感もさることながら、手にとったときの重厚感が半端じゃないです。

実際の重量も463gととてつもなく重いです。
これまで使ってきたミルが258gなのでめちゃ重です。







アウトドアに持ち出すとしたらオートキャンプですね。山行はインスタントコーヒーを持っていきます(笑)



極細から中、粗挽きまで粒が均一でコントロールが用意







この手のタイプ共通ですが、挽目はクリック数で調整し、一番締め込んだところから何クリック戻すかで判断します。

C2では36段階の粒度が用意されていて、私が使うドリップコーヒーの粗さですと16〜20段階戻しが良い塩梅です。

エスプレッソがお好きな方は、機械式ではなかなかできない超極細なども問題なく挽けますよ。



分解清掃







分解はご覧のように簡単にできます。
通常清掃であれば、付属の刷毛をつかってコーヒーかすを掃除するくらいで十分。
もし本格的に内部を清掃したい場合でも、プラスドライバーさえあれば臼を分離できます。



イマイチなところ







使っていて少し物足りない箇所としては、上部の空間が狭いため、12gほどの豆でいっぱいになってしまいます。2人分以上作りたい場合は2回、3回と繰り返す必要があります。

しかし、セラミック臼でものすごく速いスピードで挽けるのでデメリットは相殺される印象です。

粉受けは、だいたい24gでご覧のように満タンになります。







また、静電気により微粉が張り付きます。めちゃくちゃ張り付きます(笑)
ですので、流しの上などで作業しないと掃除がめちゃ面倒です。







まとめ



はっきり言ってコーヒー好きの方で、ステンレス臼を体験したい方には大変おすすめできる一台です。

セラミック臼のモデルと比べるとかなり高価ですが、12gの豆が30秒ほどで挽けてしまい、なおかつ粒子も均一。

これだけで、普段のコーヒーがワンランクアップしたように感じます。

なにより、挽き心地が良いので無駄に多く豆を引きたくなってしまうほど、2020年のベストバイ入る良品ミルでした。








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