ウルトラライトのクッカーといえばチタン。そう相場は決まっていませんか?
確かに、ストイックなほどに金属を薄くしたチタンクッカーは驚異的な軽さを誇ります。でも、チタン製のクッカーはかなり高価で、よほどのグラムカッター(軽さを極限まで突き詰める人)でない限りは、その価格に対しての価値を見出せないかもしれません。
また、最近は中国製でチタン製と謳われている商品も多数存在していますが、重さを見てみるとそこまで軽くないのに高価な物はわりとあります。
そう考えると、アルミで小型軽量で、かつ安価なクッカーに魅力が出てきませんか?
今回は、チタン製ウルトラライトクッカーの雄”エバニュー”から販売されている、小型軽量なソロ向けアルミクッカーをレビューします。
エバニューのアルミクッカー550FD
エバニューのアルミクッカー550FDは、税込2000円以下で買えて120グラムを切る軽量クッカーです。
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ソロ向けのクッカーは各社から販売されていますが、経験的にかなり安い部類になるかと思います。
いいところその1〜とことんシンプル
本当にシンプルなアルミクッカー。容量のメモリも無いし、テフロン加工も無い。でも、色々回り道をしたあとに改めて良さがわかる・・・そんな佇まいです。とにかくこのシンプルさがお気に入り。
アルミという素材も非常に使いやすく、熱ムラが少ないため湯沸かしから調理まで万能にこなせます。ちょっとくらい焦げ付いても、かなタワシでゴシゴシいけちゃいますし。
いいところその2〜比較的軽量
蓋を入れた総重量が実測で116グラム。同じくエバニューのチタンクッカー「チタンマグポット500 RED」が75グラム、TOAKSの550mlポットが72グラムということを考えると、たしかに少し重い気もしますが、実際手にとってみると「チタンクッカー550FD」もとても軽く感じます。
いいところその3〜ちょうどいいサイズ感
「チタンクッカー550FD」は、内径が95mm、深さが85mmというサイズ感をしています。
ピンとくる方もいらっしゃると思いますが、OD缶の110サイズがジャストフィットします。OD缶とLIXADA 3000tを入れれば、最小構成のガス調理システムができます。
LIXADAの軽量固形燃料バーナー、ミリタリーサイズの固形燃料3個、アルミ箔の風防を組み合わせることもできます。
X CUPもジャストフィット。
そのほか
蓋の部分も段差が付けられていてずれにくく、取っ手部分もゴムのような素材で気が利いています。
まとめ
小型軽量かつソロユースの様々な山行にフィットできる万能クッカーがこの価格で手に入るなんて嬉しいですよね。
チタンのギアももちろん大好きですが、様々な構成を想像して楽しめる、久々にクリーンヒットのクッカーでした。
みなさんもぜひ試してみてくださいね。
公式ホームページ